瀬尾健一先生の足跡を「座右の銘百選」として辿ってきましたが、前回をもって大団円。
今回から、いろんな場で学んだり、収集したりして書き留めてきたものに、私自身の提唱を交えながら、「新・座右の銘百選」として綴ってまいりたいと思います。
最初にお断りしておきますが、瀬尾健一先生とはあまりにも知識教養がかけ離れていますので、十分承知おきいただきお読みいただきますようお願いしておきます。
2016.4.1 記
「体験知」
新・座右の銘百選 64
「体験知」
日ごろお世話になっているSさんが大切にされている言葉をお聞きしました。これが今回の取り上げた「体験知」
「体験知」を理解しやすくするために「形式知」と並べて記してみましょう。
形式知:定められた知識、形式に決められた知識。マニュアル、料理のレシピなど。
体験知:経験 勘 直観などに基づく知識。簡単な言葉では表せない知識。
Sさん曰く。これまでいろいろな体験をしてきたのが今の私の行動を支えている。
だから今もいろんな研修、体験に積極的に参加しているんや。私ではわからない専門的な知識は、その道の人の知恵をお借りするんや、と。
事実、ハイレベルの研修会、講演会にひと月に3~5回参加されているようです。
私よりかなり年配ですが、見事な姿勢にただただ感心し、驚嘆しています。
ありがたいことに、これ あなたの役に立つのと違うか、といろんな資料をお届けくださいます。ありがたいことです。感謝!
早川嘉美の研修&行動日記
4月半ばから、週4日の勤務にさせていただいていますので、心身のリフレッシュを主体に動いていますので、ご理解いただければありがたいです。
妙心寺の塔頭 金臺寺さんとお付き合いが始まってもう3年近くになるのに、妙心寺には一度も行ったことがありません。
やっぱり一度は行かなくちゃーと思っていたのですが、ようやくこの日実現しました。
第一印象はりっぱだなぁ~ すごいなぁ~ 広いなぁ~です。目がきょろきょろします。
さて拝観しようとしたら、タイミング悪くお昼の休憩中。コロナ対策の一環として密を避けるためたっぷり時間を空けられています。まだ2時間もある!!
やむなく境内を散策していると退蔵寺が目に留まりました。どこかで聞いたことがあるような??
ありましたねぇ~ うわさに聞く「国宝・瓢鮎図」が。庭もすこぶる美しい、ド広い。庭の片隅で過ごしても誰の目にも触れない。
1時間ほど瞑想音楽を聴いたり、静けさを堪能しました。すこぶるよかったです。
ところで国宝「瓢鮎図」(足利時代)を少し解説してみましょう。
禅の公案です。ただでさえ捕えにくいなまずをこともあろうに小さな瓢箪で捕えられるか。
一見、不可能とも思えるこの問いかけにあなたならどのような答えを浮かべますか?
この図には、京都五山の高僧31人の賛(回答)が並びます。
退蔵院を入ったところに「ちいさな作庭セット」置かれておりがあり、体験自由でした。
二人の作品の出来具合はいかがでしょうか!
2021.8.28
山口晃一「ちこちこ小間ごと」展を鑑賞
模様替え第2弾に行ってきました。やっぱり素敵でした。これの真似事でも描けたらなぁ~はド厚かましすぎですねぇ~
2021.8.29
門前までは幾度か出掛けたことがあるのですが、かなり長めの山道を登って本殿を参詣するのは初めてです。重厚な禅寺のひょうきんな「とりあえずの間」を紹介しましょう。
襖には梅に山鳥、竹にシマヒヨドリが描かれています。
通常なら、梅にウグイス、竹にスズメが正解なのですが、これはいかに?
という京都ならではのしゃれたお部屋なのです。
こちらに通されてしまうと、残念ながら門跡にお会いすることはできません。
「今日はお引き取りください」と暗に伝えるのがこの部屋の役目なのです。
写経をさせて頂けましたので、本堂・毘沙門天様の前で書かせていただきました。
2021.9.1
何年も前から、行きたいと念願していたかやぶきの里・美山に3家族10人で行ってきました。
コロナ禍終息宣言が出ない中、2泊3日はご法度なのかもしれませんが、一度くらい羽目を外して伸びをしないと神経的に滅入ってしまいかねませんので、お許しください。
すべてを割愛してPhotoでの報告とさせていただきます。
孫の力作:美山の旅 ガイド |
かやぶきの里 風景 |
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流しそうめんに大はしゃぎ! |
夜は花火・昼はパターゴルフに! |
2021.9.10~12
第57回定時総会・懇親会に出席
この種の催しに出席するのは2年ぶりでしょうか。
緊急事態宣言の終了予定のスケジュールで準備されたのですが、緊急事態宣言の延長に次ぐ延長でいったん中止が決まったのですが、
「こんなことを繰り返していたら、業界全体がめちゃめちゃになってしまうじゃないか!」の悲鳴が出て、実行に踏み切られました。
執行部のご苦労は大変なもので、8人掛けテーブルに4人の着席、もちろんマスク着用。アルコールは一切なし。
乾杯は着席のまま、声を発しない。食事中は黙食、食事の合間はマスク着用。もちろんお酌に回ったり、名刺交換などの会場内歩きはNG。
それでも皆さんに笑顔が多く、楽しそうだったのが印象的です。
執行部のご英断に拍手を送ります。
この日のお昼は、京都近代美術館に〈美しかりし明治の旅「発見された 日本の風景」〉を鑑賞に出かけました。
有名無名の画家が描いた明治時代の風景。明治は遠くになりにけり、もちろん私自身はこの世にいない時代の風景ですが、とても懐かしい温かな風景が町全体を覆っていたのですね。
2021.9.15
建礼門院(清盛の息女)の閑居御所として著名な大原 寂光院を訪ねました。
ご本尊は六万体地蔵尊ですが、平成12年(2000年)の火災で損傷したのは惜しまれてなりませんが、新たに復元されて本堂に安置されて信仰を集めています。
すこし目を転じれば、こじんまりした佇まいにいにしえの幽邃がしのばれます。
寂光院御詠歌を紹介しておきましょう。
・難波より大原の里にしたひきて寂光院のみ仏にぞなむ
・願へひと六万躰の地蔵尊わけてたまわる信の深きに
・池水に 汀の桜 散りしきて 波の花こそ さかりけれ(後白河法皇)
・思ひきや み山のおくに住居して 雲井の月を よそに見むとは(建礼門院)
・ほととぎす 治承寿永の御国母 三十にして 経よます寺(与謝野晶子)
・ひめ小松 一千年のおん姿 歴史の重さ 今に残さん(寂光院智明)
2021.9.19
姉と早1ヵ月。月の流れの早さ痛感する一日となりました。
2021.9.20
アジアに女神たち を鑑賞!
このところ、龍谷ミュージアムに出かける機会が多くなっています。素敵で重厚な仏教芸術(重要文化財 多数出展されています)が堪能でき、お勧めです。
基本的にはもちろん撮影禁止ですが、1ヵ所だけ撮影Okがあります。↓
写真:中国・新疆ウイグル自治区のトルファン郊外にあるベゼクリク石窟寺院の回廊壁画(複製)
2021.9.25