瀬尾健一先生の足跡を「座右の銘百選」として辿ってきましたが、前回をもって大団円。
今回から、いろんな場で学んだり、収集したりして書き留めてきたものに、私自身の提唱を交えながら、「新・座右の銘百選」として綴ってまいりたいと思います。
最初にお断りしておきますが、瀬尾健一先生とはあまりにも知識教養がかけ離れていますので、十分承知おきいただきお読みいただきますようお願いしておきます。
2016.4.1 記
「どんな人生も自分が選んだことを忘れるな」
新・座右の銘百選 70
「どんな人生も自分が選んだことを忘れるな」
4月2~3日 忙繫期をどうにか通り過ぎたので交通費200円もかかる(笑) 超近場、嵐山に一泊旅行をしてきました。
その折、嵯峨・嵐山を散策しているときに見かけた寺院掲示板から紹介します。嵯峨 證安院にて。
そうなのですよね! 自分で選んできた成果として今の自分があるのですね!
その昔 ある老医者が口癖のように仰っていた言葉を思い出しました。
「80代の体は70代がつくっている、70代の体は60代がつくっている。
60代の体は50代がつくっている。50代の体が40代をつくっている。
今、若いから何とも思っていない人も多いと思いますが、そう考えると今を大切にしなければいかんのですよ」とー
早川嘉美の研修&行動日記
忙繁期 一種のパニック症状の気分になった時期を過ぎ、ようやく解放された気分になりました。
ということもあって、近場で一泊のミニ旅行をしようと急に思い立ち、雄琴温泉、湯ノ花温泉、大原温泉などを考えてみたのですが、
その前後の過ごし方でピンとこないものがあり、ナント ナント 超近場、交通費200円もかかる嵐山温泉になりました。
これならゆっくり散策するところがいっぱいある、というわけです。
ところが予約を入れるとコロナウイルス自粛解除の直後とあって、どこも満室。やむなく素泊まりでなんとか予約できました。
朝少し遅めに出かけて、嵐山からトロッコ列車に乗り替えて亀岡を往復。櫻の開花もあってなかなかの景観でした。
帰路は嵐電「嵯峨」で下車、ゆっくりと散策。すると最近話題にしていた常寂光院が目の前に現れるではありませんか。ラッキー。
寂れたところと聞いていたのですが、かなりの人出。折からの桜全開の中、京都市内も一望できる風光明媚な景観でした。
常寂光院にて |
嵯峨 竹の街道にて |
夜、宿での食事は×なので、ちょっぴり観光気分を味わうため少し高級感のある食事処に声をかけるのですが、どこもここも予約いっぱいで× 皆さんやっぱりコロナの外出自粛にはうんざりしていたようです。ということで、何とか食にありついただけの夕食になりました。
翌日は中の島を早朝散歩後、この日のお目当ての愛宕念仏寺へ。 幾度も通って、一番多く描かせてもらっている羅漢さんと久しぶりの対面。何度通ってもやっぱりいいですねぇ~
あっちこっちをうろうろ。描きたいなぁ~と食指の感じる羅漢さんを求めてカメラに収めてきました。
嵐山に戻る道すがら、「博物館さがの人形の家」を発見。以前に2度ほど入っていますが、 その時はまぁよくもこれだけ集めたものだ、という人形が整理もせずに山積みされていた感じだったのですが、外からのぞくときれいに陳列されている模様。 となれば、人形作家と同行している手前、入館しないわけにはいきません。 入口正面に江戸時代のからくり人形が展示されてあり、動かし見せていただきました。昔の人のアイデア、楽しい発想に感服します。
また、折から春季企画展「お多福」が催されており、姉妹?を仲良くカメラに収まりました! このあとも散策を続け、二尊院などをめぐり、満足の一泊ミニ旅行でした。
愛宕念仏寺にて |
さがの人形の家「お多福」展にて |
2022.4.2~3
「創立50周年記念公演」を鑑賞
京都フィルハモニー室内合唱団の記念公演にお招きいただいて鑑賞しました。
50周年記念公演とあって「ヴァイオリンのための協奏曲」「チェロとバスーンのための協奏曲」「トランペット協奏曲」と趣向を凝らしていました。
私のお目当ては澤朱里さんのチェンバレン。
この後、演奏を終えられた澤さんとお茶をご一緒する機会に恵まれ、演奏時の心境、演奏中に渦巻いている奏者との目に見えない演奏中のやり取り(交信)
をお聞きして、驚きました。そういえばご案内に「アンサンブルの中でチェンバロとの即興的伴奏」とありました。
一流のワザ、芸は限りのなく深い、とても興味の沸くお話でした。本当に素晴らしい、充実の一日でした。
ありがとうございました。
2022.4.9
青税(40歳以下の税理士有志の会)を卒業して38年超。メンバーを少しづつ減らしながらも5名が毎月1回の勉強会を続けています。ステキでしょう!
この日のテーマ―は「事前定期給与」(いわゆる役員賞与)の取り扱い。
まず「法人税法基本通達」見ておきましょう
役員報酬については、恣意性≒利益操作を排除するために、定期同額となっています。
では、期首から定期同額の届け出をしていて、1年分を確定させていた場合にまで、わずかな支給日のズレがあったとしても、恣意性が入っているといえるか。
ここに、個別事例に即して判断する必要があると思われます。
ⅰ「時期」という国語の意味
法人税法で決まられている「所定の時期」とは何を意味するものであるか?
国語辞典によれば「時期」には次の意味がある。
「ある幅を持った時。期間」
この解釈だと、必ずしも所定の「日」である必要は見受けられません。
だから 所定の日 ⇒ ×
所定の時期 ⇒ 〇
ですから、わずかな日のズレは問われないといえます。
ⅱ 支給日のずれた原因の整理を考えると
① 風水害等の天災に起因するもの
② 資金繰りの問題
③ 金融機関の休日(届け出時の錯誤)
④ 株主総会議事録と届け出の不一致
結局、このような理由でのズレは「個々の判断にて」となろう。
ⅲ 単なる支給日のズレ
単なる支給日のズレは(程度の問題があるが)、さほど問われないであろう。
ⅳ 未払の計上
少なくとも 届け出の支給日を決議していたと主張するためには、未払金の計上を怠っていては、かなり不利となりましょう。
ただし、届け出の支給を認識していたと主張しても、遅延の理由にもよるが1ヵ月 2ヵ月という遅延は認められないのではないか。
㊟ こんなことも話し合っています。ご利用の場合は精査願います。
2022.4.12
高島屋グランドホールで催された表記作品展に出かけました。
陶芸 染織 漆芸 金工 木竹芸 人形などどれを拝見しても素晴らしい。いろいろな方面で精進を続ける方々がいっぱいおられる。ワクワクしながらゆっくりと拝見して回り
ました。
繊細、ものによっては豪快、優れた方の作品を見るのは大いに得るものがあります。
この日は撮影禁止でしたから紹介はできません。ちょっぴり残念。
2022.4.13
このところトラブル多発のスマホ、修理に出してまだ4ヵ月足らずなのにー。
電話をしていても一方通行でしか聞こえない場合が生じ、困り込んでいましたが、とうとう画面が真っ黒になり、バッテリーが充電できなくなってしました。
今の時代、電話が通じなくなるとたちまち業務に支障をきたします。すぐに修理に向かったのですが、原因不明。翌日のアポを取って出直すことになりました。
さて翌日、修理に出向くとナント娘が座っている。
尋ねるまでもなく、「父さんだけではうまくいかんやろうから、代表が〈同席してきてんか〉と派遣?されてきた」というのです。
なんじゃそれは、と一瞬思ったのですが、同席してくれなければどうにもならなかったようです。
結局買い替えることになったのですが、データーの移行もあり、終えるまで2時間余。めちゃ疲れました。
夜、体重を図ったらナント500ℊも減っていました。たいそうな と思われるでしょうが、ホントの事です。
体調を元に戻すのにまる一日かかりました。いよいよ最新機器にはついていけない自分を感じることになりました。
2022.4.15
スマホのトラブルですっかり疲れ切ってしまったので、気分転換に出かけようとなったのですがなかなか決まらない。
1オシが奈良の高野山、2オシが最近頻繁に行くようになっている裏の山道を通ってのお稲荷さん(稲荷神社)、3オシが京都国立博物館。
で、出かけたのがナント日ごろの散歩コースでもあるすぐそばの東福寺。
せめて少しは散歩も加えようと、戒光寺~ 泉涌寺~ 雲龍院のそばを通って、うら山道から東福寺の南門へ。1時間足らずの散策でした。
国宝三門を横目に、久しぶりに方丈に入りました。
秋の紅葉もいいですが、この時期の東福寺の景観も見応えがありました。
2022.4.23
「最澄さんと天台宗」を鑑賞!
珍しく一人で京都国立博物館へ。
最澄が比叡山に最初のお堂を創建し、自身で彫った薬師如来の仏像を置き、「不滅の法灯」をともしたのが、788年、21歳というから驚嘆です。
折からウクライナの戦争を毎日のように見せられているときでもあり、比叡山の焼き討ちなどにも思いを飛び、手を合わせて感謝するしか言葉がありません。
仏像、仏画は一目で視覚に飛び込んできますが、書もすごいですね。美しい書体、整った書体、豪胆な書体に加え、虫眼鏡で観なければならない読めないくらいの文字で延々と著
された経典。なぜかこの日は書に目が向きました。それにしてもよくぞまぁ今日まで残されていたものです。平和に乾杯です!
この日は、朝からぶらぶらしていたこともあり、散歩を兼ねて豊国さん(豊国神社)に足を延ばしました。
するとこじゃれたカフェを発見。ここ1年、このあたりから次々を喫茶店が姿を消し残念に思っていたので、迷わず入っていったのですがナントこの日がオープ
ン初日。
「世界の留学生と話せるかフェ」をキーワードとして開店。
案内に曰く「彼らもコロナ禍で多くの困難に直面しています。
その支援のためと、より多くの日本の方へ留学生が自国を紹介する機会を作りたいと思います。」
そして「東山界隈は観光地として有名ですが、三条から七条の東山通りと高台寺・清水寺周辺以外のさらなる活性化を目指します。」とあり、
さらに「カフェでは毎日1~2名の留学生が接待します。世界中のどの国から来たのか、
何を勉強しているのかなど、聞いてみましょう。英語ですべて対応します。」とあります。
その心意気やよし。皆さんもお近くにお越しの折はぜひ立ち寄ってみてください。お勧めです!! 店名は「世界の留学生と話せるカフェ」です。
なお、この日はエジプトとマレーシアからの留学生でした。
京都国立博物館 近影 |
「不滅の法灯」を灯す 釣灯篭 |
2022.4.24
春季研究例会を受講
久しぶりに本格的な研修を受講しました。テーマは「評価通達6の事務運用」(法令解釈等、裁判例・採決事例の確認) 講師はこの道では著名な笹岡宏保氏。
いわゆる「租税回避行為」と「租税回避乖離型」との違いをめぐっての解釈。
これに租税回避乖離型にあっても、課税が生じる場合などを検証。とてもこのコラムでは紹介しきれないB5 27ページにわたっての詳細な検証。
相続税対策は資産家にとって不可欠な要因ですが、タワーマンションを絡ませたり、持ち株会社を駆使するあらゆる相続税対策が、
大手金融機関や相続税対策専門家と称する立派なコンサルタントから提唱されているようですが、どのように評価すればいいのでしょうか。
うまく行かない場合は、リスクも大きく 億単位の問題となります。とても我々では手に負えません。当法人としては到底お受けすることができません。
もちろん、言葉に語弊があるかもしれませんが、可愛い?身近な節税対策はいろいろな提案を駆使して、いろいろ進めているところではありますが…。
私が以前から提唱している
これを大切に守りながら皆さんと対峙していきたいと思っています。
2022.4.25