瀬尾健一先生の足跡を「座右の銘百選」として辿ってきましたが、前回をもって大団円。
今回から、いろんな場で学んだり、収集したりして書き留めてきたものに、私自身の提唱を交えながら、「新・座右の銘百選」として綴ってまいりたいと思います。
最初にお断りしておきますが、瀬尾健一先生とはあまりにも知識教養がかけ離れていますので、十分承知おきいただきお読みいただきますようお願いしておきます。
2016.4.1 記
「尊敬する人を持たない人は成長しない」
新・座右の銘百選 75
「尊敬する人を持たない人は成長しない」
『一日一話 読めば心が熱くなる 365人の仕事の教科書』(致知出版社)より取り上げました。
尊敬する人を持たない人は成長しないし、プロにはなれませんね。
それと、やはりプロとして大切なのは愛情だと思うんですね。人間は天から愛情や感動という
素晴らしい機能を与えてられているけれども、そのことに気づかないと、勝手流になってしまって、教育にしても仕事にしても失敗すると思いますね。
本当にその道に長けている人には、必ず素晴らしい仲間がいます。人望だとか
品格とか言う前に、まずいい顔をしていますね。(橋本保雄 日本ホスピタリティ推進協会理事長)
私には全く異論はありません。私のこんにちあるのは師に恵まれたからだと心から感謝しています。
尊敬する師の第一に挙げたいのは瀬尾謙一先生。師と出会ったときは、30歳を過ぎたころ、税理士をスタートしたばかりでした。師は明治34年生ですから40歳年長になります。
関与先の社長が「瀬尾先生を囲む会」を二ヵ月に一度くらいのペースで催されておりメンバーに加えていただきました。
メンバーには、会社社長 グラフィックデザイナー、弓道七段の大学教授
剣道場主宰者 税理士としての私 中学校職員ら
市井の仙人という言葉がぴったりで淡々といろんなことをお話しくださいました。
禅用語、幕末維新の頃、我が国の歴史と言葉のやり取り。時には、料理の話に飛んだり、ドラえもんが出てきたり、実にユニークでした。
坂本竜馬が暗殺されたことには一言お持ちで、これをめぐっては諸説あるようですが、京都見廻り組の渡辺篤が斬ったという説をお持ちです。
これを記すと長くなりますので割愛しますが、瀬尾先生は渡辺篤の孫弟子にあたり、竜馬を斬った刀を渡辺家の孫から譲り受けたといわれていました。
その刀を拝見し手にさせていただきました(ただし、真剣は博物館に保管とのことで、刃の部分は竹光でした。)
どこまでが真実なのか、これは誰にもわからないようですが…。
瀬尾謙一先生略歴
・入木道持明院流相伝 ・小野派一刀流相伝 ・日本泳法小堀流踏水術高足
・著書『向井流水法私議』『日本泳法流派史話』『有栖川流書道』『撓のひびき』
・維新を語る会会長 ・京都観照会顧問 ・歴史書に親しむこと70数年
先生の頭脳を後世に残そうという計画が進み講義が始まったのですが、中心になるべきデザイナーが急な病に倒れ、私にお鉢が回ってきました。
まるで知識の持ち合わせの無い私でしたが、引き受け手がないまま私が担当することになり、集中講座を繰り返しました。
これが『人生の宝「座右の銘百選」こころの花』に結集するのですが、百選はまとめ上げた結果で、詳しく講義を受けたのがその倍はあったでしょう。
言葉だけなら、3倍にもなります。
これが私に大きな方向性を確立させ、私の人生を変支えてくれたといって間違いありません。
博物館等へよく出かけますが、展示品の中に瀬尾先生から教わった言葉や教えを見つけると限りなく小躍りしたくなるのです。
他にも尊敬する方を記すつもりでいましたが、トンデモもなくスペースを使ってしまいました。またの機会に~
記したかった師のお名前だけでも…
・嵯乃庭慈泉尼(メンタル地獄に落ち込んだとき催眠指導で救っていただきました)
・入江海三先生(仲人であり サクセスの監査役、京都連珠会会長、事務所の揮毫も)
・末次一郎先生(財団法人育成協会理事長、新樹会代表等)
早川嘉美の研修&行動日記
久しぶりの税務研修。「令和4年度税制改正」に出席しました。
それにしても最近の改正は細かい。残念ながら、年齢的についていくのが少々おっくう。
法人税では「積極的な賃上げを促すための措置」として税額控除制度が…
消費税、これは事業者ならどなたにも必須となる「インボイス制度」(適格請求書発行)…これについてはまだ理解されていない方は、少しでも早めに事務所のお尋ねください。
資産課税…住宅ローン控除制度の見直しなど
納税環境の整備…変わったところでは、税理士制度の見直しがあり、受験資格が変わります。
2022.8.29
コロナウイルス禍の中小企業への影響は深刻です。年ごとの成績を並べでみると一目瞭然です。簡単に記すと
2019年 売上高 5000万円 借入金 ゼロ
2020年 〃 4000万円 〃 1000万円
2021年 〃 3000万円 〃 2000万円
2022年 〃 2000万円 〃 1800万円
2023年 〃 ? 〃 1600万円
この厳しい現状の中、どのような再生計画が役に立つのでしょうか? 見当もつかない難問です。それでも何としても切り抜けねばならない現実があるのです。
これまでの延長線上ではない抜本的な〈なにか〉と取り組まねばなりません。
2022.9.2
お昼に気の重い打ち合わせをしたその夜、孫の兄妹(ともに大学生)が「ばぁばの全快祝兼誕生祝」に駆けつけてくれました。
手巻き寿司の具をそろえ、ばぁばは口出し、手出ししたらアカンと念を押し、ばぁばの元気回復を一層進むようにとのケアです。かぁちゃんも見学役。
負うた子に教えられ、どんどん立場が変わっていっているんですね。うれしい限りです。
2022.9.2
久しぶりの中信経済講演会。「日本経済の展望を読み解く ~ウクライナ侵攻と深刻な影響~」 第一生命経済研究所 経済調査部 主席エコノミストの永濱利廣氏。
正直言ってほとんど理解できませんでした。
・コロナからの回復道なかば
・世界経済の見通し~ウクライナ危機で下方修正
・円安の現状はドル高一方通行と解するほうがいい などがあったようですが…
2022.9.6
多忙期も一切お構いなく続く仲間との税務研修会。かけがえのない、いい仲間です。
この日のテーマ―は「親族間での不動産の賃貸にともなうと贈与税、相続税」の絡みの検討。使用貸借と賃貸借、契約書の有無等々現実的な問題点を話し合いました。
2022.9.16
翌日はウォルドルフ人形教室の日。ということで一日早い、私の誕生日のために娘(溝添美枝子)楓香の親子が駆け付けてくれました。何と79歳。 あと何年この元気で過ごせるのでしょうか。両親と姉兄妹8人の大家族がいまや妹との二人きりになっています。 連れ合いも姉婿(堀越眞文)の一人を残すのみ。考れば寂しいものですが、私の場合大勢の孫におちょくられ、 こうしてワイワイ身近に接してくれるので、いうことはありません。生涯現役は実現していきたいですが、元気も大いに保っていきたいものです。
2022.9.24
トピックニュース
何度も記して恐縮です。来年3月、税理士生活50周年を迎えることになりました。
ありがたいことです。
これを記念して、しばらく開催できていなかった「早川嘉美 水彩画展」と「ウォルドルフ人形作品展」を、
来年4月をめどに開催しようというプランニングを始めました。具体的な日程、会場等はこれから始めます。
皆さまのご協力とご支援をお願いいたします。