瀬尾健一先生の足跡を「座右の銘百選」として辿ってきましたが、前回をもって大団円。
今回から、いろんな場で学んだり、収集したりして書き留めてきたものに、私自身の提唱を交えながら、「新・座右の銘百選」として綴ってまいりたいと思います。
最初にお断りしておきますが、瀬尾健一先生とはあまりにも知識教養がかけ離れていますので、十分承知おきいただきお読みいただきますようお願いしておきます。
2016.4.1 記
「出世の目的はなんぞや」
新・座右の銘百選 78
「出世の目的はなんぞや」
かつて月刊『時事通信』に8年近くに亘って連載されていた日沖宗弘氏の「心の探求 回さざれば回らず」をすべて取りそろえ、
冊子として大切に座右の書とし、折あるごとに目を通していますが、今回はこの中から最終章に近いものを選んでみました。
「出世の目的はなんぞや!」というタイトルです。全文紹介すればいいのですが、かなり長文ですので、エキスだけをご紹介することにいたします。
出世の目的とは一体何だろうか。その第一は願望の実現である。
願望の無い人生ほどつまらぬものはないし、願望を胸に努力し、それを実現することこそ人生の醍醐味と言えよう。
そこで得る悦びは人生の最高のもの、と言って過言ではない。
しかし、出世して良い仕事をするのは大いに結構と言いながら、その願望が「故郷へ錦を飾って地元で大きな顔をしたい」「他人にちやほやされたい」などというのは困る。
(中略)
出世の目的の第2は目上の人に従うことを学ぶためである。人生の最終的な目的は「心の向上」だ。
そのためには、何としても自分より優れた面を持っている人から学ばなければならない。
人間は上司や先輩から多くを学んでゆくが、その過程で得た無形の知恵こそ重要なのである。出世すればするほど、他の優れた人から学ぶことの大切さが実感される。(後略)
ここにこそ出世のメリットが存在するのである。どんな嫌な上司でも、一つや二つは自分より優れた面があるはず。
まずそれを学ばせてもらうことだ。こうして自分が向上してくれば、目下の人間は自についてくるようになるものである。
簡単そうにみえて、なかなかできるものではありませんね。心したいものです。
早川嘉美の研修&行動日記
冬季研究例会&忘年会に出席
研究例会は「税務調査について」 最近まで署の現場におられた税理士から、調査対象の流れや査定について、なかなか聞けない角度からの報告。
税務調査に対抗するためには、しっかりした税法知識はもちろん、現場としては人との対応が大きく左右することを周知しておかなければなりません。
ところで私が担当した本年度の税務調査は、実地調査が1件、追加資料の提出を求められた案件が1件だけでした。
前者は申告是認、後者は問題なく還付を受けることができました(消費税の還付案件)。
2部の研修は一転して、現実的な相続税における土地の評価について。相続税の対応で難しいのは土地の評価と非上場株式(自社株)の評価が双璧。
土地については、原則あり、例外あり、居住に絡む特殊事情あり、事業に絡む特殊事情あり、さらには節税と称して、
不動産がらみの法の裏をもかいくぐろうかという大胆な節税対策も提案する者もあり、現場としては頭を抱え込むことが多いところです。
この日は、この大変な案件を小細工なしで、正攻法で評価に取り組む姿勢が中心。
これをウリにしているH社の現場からの報告は有意義で聞け、今後、たよりにさせていただきたいなぁ~という気持ちをもってしっかり聞きました。
終えて忘年会。3年ぶりの開催です。
まだ、乾杯には声を出さないようにとか、お酌に回るのは遠慮くださいなど、厳しい制約付きですが、それでも対面で懇親を深められるのはいいものですね。
2022.12.2
研修は京都信用金庫―税理士がプロジェクトとして取り組む「事業承継に解決」した3例の現場からのレポート。
私自身も企業再生が盛んに叫ばれたリレバンの時代、京都信用金庫さんとネバリ強く取り組んだものだった。
ホント 京都信用金庫さんとの対応は何回に及んだかしれない。一つの案件での資料の検討も10回をはるかに超えたように記憶している。
例をとってみるとパート従業員の給料月額を20%減額するという案件
・誰を減らすのか? どの時間帯を減らすのか? それによって意識は低下しないか?
・この企業の場合、何曜日がいいか検討したか? 勤務時間帯の検討をしたか?
・社員との協調は現状スムースにいっているか? パートを減らした後はどうなると思われるか?
・パート給料を減らし、現場に〈ガマン〉を強要することになると思われるが、社員の給料、役員の報酬は添え置きのままでいいか? 減額すると社員の反発はどうなる?
・社長の交際費の節約、ふみこんでの切断は出来ないのか? 少なくとも検討した資料は必要であろう!
・回復できる時期はいつを想定しているか? 具体的にー
等々、思いだしただけでもわんさと提案したように思う。
今回の3例の報告を聞き、よくやるなぁ~が正直な感想。
幸い当事務所は、私が〈人〉を取り囲む観点からの提案・処理にチエを出せそうだし、
代表は再生案件、事業承継案件など、プランニングの作成は得意分野であり、それぞれの
持ち場を活かせたらいいなぁ~と考えている。
2部の懇親会の参加は約300名、3年半ぶりの大宴会でした。コロナの感染予防対策は
比較的緩やかになっていましたが、どうしても〈やぁ お久しぶり〉と声を掛け合うのは
避けようがありません。
その後、この催しからコロナ騒動が耳に入りませんので、よかったなぁと思っています。
2022.12.7
にぎやかに合流後初の忘年会
この日は税理士法人ハヤカワと藤井会計事務所が合流して初めての忘年会。
我が女房・早川加代子が体調を壊して欠席は残念ですが、早川・藤井両家の孫、5名も〈特別参加〉して、総勢19名は壮観。
にぎやかに楽しく懇親会を進め、途中では全員に景品の当たる抽選会も企画、大いに盛り上がりました。お陰さまでこのように、両事務所の合流は順調に進んでおります。
来る年もより充実を目指してまいります。皆様におかれましては今後ともよろしくお引き回しいただきますようお願い申し上げます。
本年1年、ありがとうございました。
2022.12.16
令和4年度忘年会に出席
忘年会に先立ち「千本ゑんま堂狂言」が企画されました。
ホント 狂言って魅力ありますね。とくに発声に魅力を感じます。
事務所の講演会にゲストとして、松本薫師(狂言師)にとして来ていただいたことがありますが、迫力ある発声がいまだに耳に残っています。
近いうちにぜひ本格的な狂言を見に行きたいものです。
ところで忘年会は30名あまりの小人数でしたが、このところお決まりの厳格なコロナ対策は比較的緩やかで、
あいさつ回りはご遠慮ください!の緩やかなお願いでした。勢いおしゃべりも弾み楽しいひと時でした。
コロナ騒動が出ませんように!
それではみなさんよき新年を!
今年1年ご覧いただきありがとうございました。
2022.12月末