瀬尾健一先生の足跡を「座右の銘百選」として辿ってきましたが、前回をもって大団円。
今回から、いろんな場で学んだり、収集したりして書き留めてきたものに、私自身の提唱を交えながら、「新・座右の銘百選」として綴ってまいりたいと思います。
最初にお断りしておきますが、瀬尾健一先生とはあまりにも知識教養がかけ離れていますので、十分承知おきいただきお読みいただきますようお願いしておきます。
2016.4.1 記
「怒らず 怖れず 悲しまず」
新・座右の銘百選 68
「怒らず 怖れず 悲しまず」
私が愛用している中村天風師の言葉です。少し長いですが、お許し願って思いをそのまま掲載させていただきます。
書初めの言葉に迷いました!
新年恒例の書初め言葉をあれこれ考えていたのですが、ピカッと閃くものが見当たらない。
ここ数年、孫たちが自分の言葉を準備しているのに何たることだ。これでいかんと身近にある冊子を読み流していくのですが、素晴らしいエッセイは満杯なのですが、訓話としてまとめるにはどうもしっくりこない。
という悩みの後で、結局中村天風師の「怒らず 怖れず 悲しまず」と日ごろ大切にしている言葉にしました。
新事務所への移転、藤井事務所との合流を目前にして、私の手の届かないところにいってしまいそう。
こんな時に沈着、冷静、心の平安を守っていけるだろうか、ということで、自身を律するために「怒らず 怖れず、悲しまず」 自分への意思表示です。
ところで、乱読した書籍からちょっぴり紹介しておきます。
末次一郎著『「戦後」への挑戦』(平成9年9月刊)
戦後の復興に役割をすべく努力した。「人づくり、社会(むら)づくりをつみ上げて、国づくり」をされてこられた記録である。
主なものは「引揚者から抑留者の帰還運動、戦争受刑者の解放運動、沖縄の祖国帰還運動、そして北方領土返還要求運動と幾多の運動をしながら、ソ連・アメリカの学者交流をお守りされていた」(まえがきより抜粋)
㊟ 改めてすごい先生にご支援いただいていたものだと感慨深いものがあります。
私が「連珠を世界に!」の途方もない夢に邁進していたとき、ご支援をいただき、心の支えとしていた大恩人です。
HP: http://www.success-simulation.com/essay/converse-farewell.html
相大二郎著『いのち って何』(平成26年3月刊)
一燈園活動をご存じだろうか? 西田天香さんの教えを大切に守る組織。
相先生はその一燈園学園学園長。親しくご親交いただいていました。掲載されている「水がお湯になるとき」のお話をお聞きした時を思い浮かべながら読みました。機会があればお伝えしたいものです。
竹内一郎著『白隠禅師 中村天風』(平成8年11月刊)
天風師の著書なら20冊はあるでしょう。一方、白隠禅師の逸話は瀬尾謙一先生からお話を聞く機会が度々あったので、並列しての解説は何ともうれしい。ズバリ、エキスだけを記しておきましょう。
「人間の心で行う思考は、人間の一切を創る」
財団法人天風会編『月刊 しるべ』(平成8年3月刊)
幸せは感じるもの。
城山三郎著『そうか、もう君はいないのか』(平成20年1月刊)
50億の中でただ一人 「おい」と呼べる妻へー 哀惜の回想記 と副題にあります。
「夫婦と聞けば、親しげな顔して付いてくる言葉が喧嘩、ところが幸か不幸か、いや、もちろん「幸」だが、喧嘩らしい喧嘩をしたことがない」
こんな夫婦もおられるのですね。完全に私は失格です。
カーリン・ノイシュツ著 寺田隆生訳『おもちゃが育てる 空想に翼 シュタイナーの幼児教育』(平成11年9月刊)
わが子に持たせたい玩具のひとつでも自分の手で作ってみたいと読者が思われたら、本書の目的は十分に達せられたといえるでしょう。(日本語版に寄せて より)
*大賛成の発想です。これが高じて「教育ゲーム社なる企業を立ち上げたぐらいですからー。大損害をしましたが、子育てには十分価値があったと思っています。
私自身 著書も『ことわざ遊び 花も実もある』『頭のジョギング Ⅰ』『同 Ⅱ』執筆、 知的ゲームは「10面体サイコロ」「カラフルパズル」「クロスピクチャー」
「クロスナンバー」「フィニッシュカード」などあり、京都新聞には「創作パズル・クイズ」を8年ほど担当(連載)したこともありました。
若い時代の遠い昔の思い出です。
早川嘉美の研修&行動日記
新事務所移転を控えて、新しい年の幕開けです。本年もよろしくお願い申し上げます。
前日までの豪雨、底冷えがうって変わって穏やかな幕開けです。このような経済状況が復活、コロナ禍が収束する1年であることを願わずにはおれません。
元旦は恒例により、子供孫らの家族が集まってにぎやかなスタートとなりました。
2022.1.1
もう20年も続いているでしょうか! 藤森神社にそろって出かけての書初めです。孫たちも自分の言葉を準備するようになりましたから素晴らしい!
紹介しておきましょう❣
・日々充実(加代子)
・知は力也 (泰隆)
・粒粒辛苦 (楓香)
・実咲 (実咲)
・一所懸命 (璃子)
・怒らず 怖れず 悲しまず(嘉美)
2022.1.2
年末年始、散歩が中断していたので、初詣を兼ねて出かけることになり、清水を通り、寧々の寺(高台寺 圓徳院)をまわり、
祇園に向かう途中、塀(岡林寺)に楽しくなる訓話を見かけました。紹介しておきましょう。
題して「お寺の掲示板大賞」 江田智昭師監修
・ひとの悪口はうそでも面白いが、自分の悪口はほんとでも腹が立つ(愛媛 龍澤寺)
・人生が行き詰まるのではない 自分の思いが行き詰まるのだ(東京 敬寛寺)
・ほんまに ほんまに 死にとおない!(仙厓)
・もう逃げられへん(大分 雲西寺)
一つ一つ味わいながら歩いていると「ドン付きで面白い体験ができまっせ」と声をかける人あり。なんだろうと歩を進めると、何とそこには「入棺体験できます!」の案内!
思わず門をくぐって見学することにしたところ、ナント 体験することになってしまいました。写真もOKだったのですが、さすがにここにUPするのは控えさせていただきます。
2022.1.3
新事務所に引っ越しの荷運びです。年末から準備していたので、運び出しの鮮やかなお手並みをただ見つめているだけですが、いや鮮やかなものですね。!
でもそれからが大変、何がどこにあり、資料等の保管がどこへ置いたのか、さっぱりわからないのです。
その上、旧事務所は東山オフィスとして存続させるものですから、2階3階の移動もごっちゃごちゃになり、パニック状態です。この状況を今も抱えています。
2022.1.5
新事務所にて初仕事です。といっても色々の準備作業がほとんどで、お祝いに駆けつけてくださる方も多く、ゆったりした気分で業務ができるようになるのは、だいぶん先のようです。
新事務所は藤井会計事務所(代表/藤井良一税理士)との合流を控えての第一弾です。このため、事務所の半分はがら空き状態でのスタートです。
ぜひ一度お越しになってください。
2022.1.6
小品盆栽展を初めて見学、いやぁ~どれも見事な作品でした。制作にナン十年もかかるというのですから、おったまげます。
私には到底できないものですが、素晴らしいものを味わう心は残しておきたいと思っています。
何はともあれ、作品をUPしておきましょう。
2022.1.8
今回の提案は相続税対策における特殊事案。ずいぶん荒っぽい事案の可否を検討することが中心になったが、我々正道を歩む者には到底承服できない、手を出すべきではないだろう!と結論付けました。
内容を触れることは避けますが、法(テクニックを弄しすぎる)すれすれ、あるいは隠した部分を有しての対策はしない!というのが我々の共通意見でした。安心して付き合えるいい仲間です。
終えて、新年懇親の一杯飲みは、新型コロナを気にかけながらも、やっぱり大いに盛り上がりました。
2022.1.19
本格的なライブ参加は初めて。テーマ―は「事業承継について」
皆さん熱心に参加しているのですね。事業承継は緊急の課題ですが、金融機関を巻き込んで大きな展開を繰り広げているのがよくわかりました。
当事務所としては、ここ人的関係を含めた近々の相続対策には、いろいろ経験してきた私が当たり、中長期の相続対策(事業承継)は補助に回り、早川光志・早川涼子が当たることにしています。
これが当事務所の強みと言えるでしょうか。
2022.1.20
年末から新年にかけて、忘年会を一緒したり、引越しの手伝いに来てもらったり、新年事務所開きに参加していただいたり、着々と準備を進めています。
予定では確定申告の多忙期を乗り切ってから、一気に合流を進めてまいる予定です。
この日から藤井事務所の主だった関与先様に、両事務所の代表、担当者を交えてご挨拶に伺うことになりました。
5月頃を期して、正式に合流記念の催しを企画していこうと進めているところです。皆様におかれましては、よろしくご支援のほどお願い申し上げます。
2022.1.24