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関(かん)

ここが関門であることをあらわす。関門である限り通れないのが常。しかし、通ってはならぬと解しては、何の工夫もでてこない。通りようがあると解する。これが関(かん)である。

すなわち、心を引き締めてかかれ、と解するべきである。

「関」の一字が、玄関に掛けてあったりすることがある。これを第一の関門と解すれば、理解できるのではないだろうか。

「平常心是道」(平常心是(こ)れ道)であるかも知れないが、「関」もまた大切であろう。


過三関(かさんかん)

平成10年、中国気功師、劉連春師に京都にお越しいただいて、2週間の集中講義を受けた際、師から「過三関」の教えを伺った。すなわち、物事の成功、成就のためには、淡々としたところからは生まれない。それは、三関を超えたところで生まれる。三関とは三つの関(かん)。関とは……、と続いたのである。

関の知識があった私には、ものすごく快く体の中にすっと入ったのを鮮明に記憶する。くれぐれも、三つの苦しみを超えたところ、と解してはいけない。必ずしも苦しみをいうのではなく、やはりここは関(かん)なのである。