処和
(和に処す)
平和に対処すること。おだやかに処理すること。
「立法貴厳責人貴寛」(法を立てる=決める=には厳(げん)を貴(たっと)び、人を責めるには寛(ひろ)きを貴ぶ。この心こそ、“和に処す”第一歩であり、コミュニケーションの充実となってあらわれよう。
高品質に対する要求があるいまこそ、厳しさとともに、和に処す勇気をもちあわせたいものである。
和顔愛語(わがんあいご)
20年ほど前、オフィスを新装したとき、佐野大義老師から「和顔愛語」の揮毫をいただいたことがある。
むつかしい解説はいらないだろう。和やかな顔(姿・態度)で、いとおしむ言葉で語りかけることが大切というのである。
「処和」と相通じるものがあると思う。