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高著眼

高著眼著=着と同じ。
程度の高いところに目標をおけ、ランクの上をみよ、という意である。もとより、自己研さんをうながす句である。

「安分以養福」(分に安んずれば、福を養う)という句がある。身分相応に考えていれば、幸せをもたらす、という意味であるが、一定のワクに留まっておれ、という訳ではない。もしワクがあるとするならば、そのワクを広げる工夫をしなければならない。

“私はできない”といってしまえば、何の努力もいらない。高いところに目標をおき、つまり、高著眼(こうちゃくがん)を大切にして、モティベーション(潜在意識の開発)するところに、成長があり、発展がある。


最近の出来事から

11月もいろんなところに出掛けた。いろんなことも仕掛けた。自慢するつもりはないが、ちょっぴり紹介してみたい。

行動心理学セミナー

行動科学研究所を主宰される岩田静治先生との再会で、9月から、20年ぶりに「行動科学」(今回の案内では「行動心理学」)の研修に参加させていただいている。
第1回のテーマは、「手力」(たぢから、と読む)。反対する人を味方に取り込む努力、根気、継続によって人格形成に昇華させたとき、神がかり的パワーを発揮する。
それは内なる力が湧き出ずるのである、と。大納得。

前回のテーマーは「バタフライ効果」
蝶々の羽ばたき(バタフライ)のような、一見、なんの力、パワーになり得ないと思われるものでも、これを続けることによって、台風を巻き起こすような巨大なエネルギーに変わる得る、という。
これにも大納得。

そして、11月。「光と影のハイブリット」。このセミナーで大変な気付きを二つも得た。
紹介してみたい。
(1) 一つの器に半分の水が入っている。これをどのように解釈するか。
 ・半分しか入っていない。
 ・半分も入っている。
どちらであるか、という問い掛けである。

「半分しか」はネガティブな解釈で、「半分も」はポジティブな解釈である。問題はここからである。普通、我々はネガティブな考えをするのではなく、ポジティブな考え方をしなさい、ということが多い。だが、講師は「人は闇、影、陰、ウツ、ネガティブの領域から立ち上がり」「明るみ、光、躁、ポジティブの領域で喜び、感謝して寿ぐ時、時分ででも信じられない手力(たじから)を実現する」説く。

(2) もう一つは、後半に行なわれた参加者同士の実習における場での気付き。
闇、陰というと、自分自身の欠点、短所がそれにあたると思い込んできたし、それ以外に考えたこともなかった。だが、よく考えてみれば、見えないから闇であり、陰であるわけだ。知らないもの、経験のないものそれこそが闇がある。なるほど…。

闇、陰、影、ネガティブ、ウツだから悪いのではなく、大切な事は、その二つのハイブリッドこそ、信じられないパワーを発揮するという。
新しい課題を突きつけられた思いである。

もとより、3時間の研修をわずか数行で紹介できるわけでもなく、言葉の使い方も荒っぽいが私なりの解釈である。

中小企業のための経営計画支援研修

独立行政法人中小企業基盤整備機構の主催する上記研修に参加した。タイトルが気になったからであったが、まるまる6時間、正直のところ「疲れた」というのが実感。内容は、管理会計(予算・実行)を中小企業にとりいれて、グレードを高めた業務執行を支援しなければ行けないということである。
内容のほとんどが、PC(エクセル)を駆使した管理会計であった。
提供された資料やノウハウはすこぶり内容の濃いものであったが、私にとっては30年近く前に取り組んだ「未来会計」(この言葉は、今では独り歩きしているが、私が初めに言い出した言葉である=当時はシミュレーション会計が主流であった)とほぼ同じであると感じた。

違いは、コンピューターの飛躍的革新。当時は1000万円もするコンピューターを導入して取り組んだものであった。その面影が、 サクセス・シミュレーションに残っている。
いまでも、取り組めるものなら取り組んでみたいものだが…。
ノウハウはきちんと持っているつもりである。もっとも、知っていることでも使わないと何の価値もない。「知行合一」でなければ…。

考え方からは、多くを学ぶことができた。なかでも次の言葉は大いに参考としたい。
税務会計は過去の処理だから、誰がやってもおおむね同じ答えが求められる。
これに対し、管理会計(この研修ではこういっていた)は、未来のことであるから、実行する人の考え方で答えは変わる。予想、想像、状況判断、知識、知恵すべてを網羅して対応するわけだから、きわめて高いノウハウが求められる。
過去にしがみついていると、価格破壊の波に飲み込まれるが、未来を見つめていくためには、厳しい開発能力が求められる。
大切な事は、どちらをチョイスするかである。

きっと、みなさんにも参考になる教えだと思う。

山田方谷(やまだ ほうこく)の話

毎月参加している土曜会のスピーカーは某弁護士であった。この弁護士先生、知識がすこぶるの上に、きわめて深い洞察力と、とんでもない位の好奇心旺盛。この日のスピーチは、山田方谷であった。
山田方谷、幕末の偉人。興味ある方は検索をかけていただくと、どんと出てくるので、ここで紹介する事はしないでおきたい。

好奇心というのは、素晴らしいことだと思う。
方谷の生まれた地に出かけ、その息吹に触れてみるというのはなんとも凄いと思う。
このスピーチに学んだことは多い。いつの日にか、講演などの折に触れてみたいと思っている。

緊急セミナー「資金安定策」のこと

事務所周辺で次から次に生じる異変。新聞、テレビから知りえる厳しい現状。出会いの場で知る滅入るような数々の情報。来年度の暗澹たる見通し。そこに、ある金融機関の支店長さんが休み明けの朝、一番で「あんしん借換融資」の情報を持ってきてくださった。まだ政府が発表する前である。
もう黙っているわけにはいかない。こういう時こそ皆さんのお役に立たなければならない、という切羽詰った位の思いでもあった。こうしてご案内したのが「緊急セミナー」であった。

はたして、10日ほどして京都信用金庫、京都中央信用金庫、京都銀行等々から、猛烈な攻勢が始まったのである。我が事務所の関与先のトップは、既に今回の内容を知っていたわけであるが、これが思わぬ評価をいただくことになった。きちんとした情報を把握している企業は信頼に足るという、大きな信用に変わるのと同時だったのである。
機をいつにして、日本政策金融公庫(いわゆる旧 国金)の動きも素早く、積極的だった。ここでも、当事務所の取り組みに大きな評価をいただいた。

その結果、申請まで進んだ企業8社(内実行7社、1社は未定)、日本政策金融の方は5社(同3社、2社は未定)におよんだ。
キャッシュフローに苦しむ企業の方は、一度私どもに声を掛けていただきたい。実行可能であるかどうかはある程度判断できるので、可能な限りのお手伝いをさせていただく。

宇治市 水彩夢広場

小学校の同窓生が副実行委員をやっていることから、第4回みんなの水彩夢広場の実行委員を引き受けてしまった。宇治市の町おこしとしての企画であるが、宇治市民以外のたった一人の実行委員である。どこまでお手伝いできるか分からないが、与えられた役職は広報。
いま動き出しているのは、「一橋小学校6年4組 山下種子学級ブース同窓会」の企画。ブース一つを借り切って、小学校の同窓会をしようというものである。53年も前の卒業生だけに、同窓生も全国に散らばっている。果たして、何人の同窓生がのっかてくれるか?

なお、この催しは誰でも、参加(出展)できるので、ぜひ、応援をかねて仲間に加わっていただきたいものだ。
http://www.suisai-yume.com/

舞妓さん

初体験 人前でのスケッチ

絵を描きだして7年になった。我流も我流、人前で描くところを見られるのは恥ずかしくてとても出来たものではない。と、固く思っていた。
それがである。まさか対象が舞妓さんだったからではあるまいが、画材展でのスケッチ画コーナーに応募して、初挑戦を試みた。

さて当日。周りを見れば、そのいでたち、道具から見てみんなプロ級に見える。さすがに前列に出るのは気後れがして、最後列に陣取った。
ところが、この最後列が曲者で、何の事はない、これでは一般来場者に一番近いところになったしまったではないか。つまり、一番見られる位置に陣取ってしまったというわけである。

言い訳はこの位にして、当日の出来栄えをお見せしましょう。でも、楽しかった!!